リノベーション物件の購入で掛かる費用について

リノベーションの費用で悩んだことはありませんか? 綺麗で理想的な家に住みたいと考えた時に、その希望を叶えてくれるのがリノベーションです。 ただ、リノベーションをしたいなと思った時、いくら位の費用が掛かるか不安に感じますよね。 今回は、リノベーション費用について、新築を建てる時の費用とどのくらい変わってくるのか、実際新築とリノベーションどちらがお得になるのか、費用の相場をまとめていきたいと思います。

こんなにお得!?新築とリノベーションの費用の比較

これから新築マンションを購入する人にとって、悩みや不安は様々かと思います。
その中でも、大半を占めるのが費用面ではないでしょうか。

実際いくつか新築マンションの物件を探してみると、いい立地の物件は予算をオーバーしてしまったり、間取りや設備が自分の理想とは違っていたり。

はたまた物件自体はとても素敵で気に入ったのに、駅からの距離があったり、学校や病院などの施設から遠かったり。

このように、新築の物件で理想通りの家にしようとすると、予算をオーバーしてしまうことも少なくありません。その時に自分の理想を妥協して購入するのは嫌ですよね。

そこで是非知っておいた方がいいのが、「中古マンション+リノベーション」という選択肢です。

中古マンションを購入してリノベーションを行った場合、新築マンションを購入した場合の3分の2の費用に抑えることができると言われています。

では、実際に首都圏の物件を見た時、平均でどのくらい安くなるのか見ていきましょう。

首都圏で71.2㎡のマンションを購入しようとした場合

首都圏の平均の広さ(71.2㎡)でマンション購入した場合の平均価格を以下3つのタイプ別で見てみると、
● 新築マンションを購入した場合:7,974.4万円
● 中古マンションを購入した場合:4,585万円
● 中古マンション購入+リノベーションをした場合:5,285万円~5,585万円
となります。

この平均価格を比較してわかるように、新築マンションを購入するより、中古マンションを購入してリノベーションする方が、安く購入できます。
今回は首都圏のマンション価格を比較していますが、地方でみた場合は、もっと平均価格は安くなります。
また、一戸建てを購入する場合も同じことが言えるでしょう。

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<算出方法>
※下記引用元から独自で算出した平均値です。
http://www.retpc.jp/wp-content/uploads/toukei/201703_5kanri.pdf
http://www.retpc.jp/chosa/tokei

●新築マンション平均価格
首都圏の1㎡平均分譲価格112万円(2016年下半期)× 東京都新築マンションの平均広さ(㎡)71.2㎡
●中古マンション平均価格
首都圏の1㎡平均分譲価格64.40万円(平成28年3月から平成29年2月までの㎡単価平均額)×東京都新築マンションの平均広さ(㎡)71.2㎡
●中古マンション購入+リノベーションをした平均価格
首都圏の中古マンション平均価格(4,585万円) + 平均施工費用(700万円~1000万)
※施工費用・・・施工を依頼する会社やサービス内容・施工範囲によって異なる
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リノベーションをしてある物件とこれからリノベーションする物件どちらがおすすめ?

中古マンションを買ってリノベーションをするイメージがつかない場合、既にリノベーションをしてある物件を買ってしまうのも手です。

リフォーム済みやリノベーション済みとなっている物件の多くは、個人でリノベーションを行った場合より安く売られていることがあります。

平均すると、中古マンションの価格プラス200~500万円ほどの安い金額で購入することができるようです。

しかし、デメリットとして、そのリノベーションの内装が自分たちに合わない可能性も出てきます。単純に、内装も好きで場所も申し分ない物件なのに、自分の趣味が青色なところ、その売られている物件は赤色の内装だった、ということがあり得てしまうのです。どんなにいい物件でも自分が持っている家具と会わないお部屋や嫌いな色が基調となっているお部屋だと購入を考えてしまいますよね。

逆に、中古マンションを購入してリノベーションを自分で行う場合のデメリットは、費用も時間もかかるというところです。
リノベーションはこだわればこだわるほど金額が高くなることもあります。
また、リノベーションには1ヵ月半から半年ほどと時間がかかるのも特徴です。その間の暮らす家のことも考えておかなければいけません。
しかし、自分で一から作る住まいは、注文住宅を買うのと似ています。リノベーションだからこそできる自分らしい暮らし、自分の理想に近い住まいを作り上げていくのはとても価値があることでしょう。

実はお金がかかる?ローンについて

リノベーション済マンションを購入する場合や、中古マンションを購入してからリノベーション工事を業者に依頼をする場合は、高額な金額になるのでローンを組むのが一般的です。

【住宅ローン】

リノベーション済マンションや中古マンションを購入する際は、住宅ローンを利用します。

‘‘

・住宅ローン 変動金利
都市銀行 平均金利 0.715%
ネット銀行 平均金利 0.590%

・住宅ローン 固定金利
都市銀行 平均金利 1.235%
ネット銀行 平均金利 0.942%

・住宅ローン フラット35
都市銀行 平均金利 1.306%
ネット銀行 平均金利 1.220%
(※2017年7月時点)

’’

引用元: http://kakaku.com/housing-loan/rate/

【リフォームローン】

中古マンションを購入し、リノベーション工事を行う際はリフォームローンを利用します。リフォームローンは住宅ローンと比べ金利が高い傾向にあります。

また、中古マンションを購入する際に不動産業者の提携しているローン会社を紹介されることが多いようです。

【リフォーム一体型ローン】

近年増えてきているのが、リフォーム一体型ローンです。
上記で説明したリフォームローンを住宅ローンに一体化したローンの形です。

中古マンションを購入して同時にリフォームを行い、そのリフォーム費用も住宅ローンに含めるので、一般的なリフォームローンよりも金利を抑えられ、返済期間も長期にすることができるというメリットがあります。

【リノベーション済マンション・中古マンションどちらも共通して掛かるその他費用】

マンション管理費

共用部の日常的な管理や維持をするために掛かる費用です。

● 組合の運営費
● 共用部水道光熱費
● 管理員の人件費
● 清掃や設備点検費

などがマンション管理費に含まれます。

修繕積立金

建物は長年住み続けるだけで時と共に劣化をします。
共用部の大規模な修繕が行われる時のために積み立てる費用です。

● 屋上やベランダの防水工事の費用
● 外壁の劣化による工事の費用
● 配管の劣化による取り換え工事費用
● エレベーター部品の経年劣化時の部品交換費用

など、建物維持をするうえでのメンテナンスの費用となります。

税金

● 固定資産税
● 都市計画税(地方税)
● 登録免許税
● 不動産取得税

などの税金が費用として掛かります。

まとめ

リノベーションは、目的や規模によって掛かる費用が異なります。
計画的に予算を考えた上で、自分に合ったリノベーション物件を検討しましょう。

また、ライフスタイルが昔と変わり、現在住んでいる部屋の環境を変えたいという場合も、家を建て替えることなく理想的な部屋にできるのがリノベーションの良さでもあります。

具体的なリノベーションの費用が知りたい場合は、リノベーション物件を紹介しているポータルサイトを確認したり、リノベーション施工会社に相談をしてみてはいかがでしょうか。

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