クレームが来ちゃう?音漏れする部屋の特徴
日常で発生する生活音が気になる人にとって、部屋の音漏れがないかチェックすることは重要な要素となります。実際に入居する前でも、音漏れがする部屋かしない部屋か知ることは可能です。マンションやアパートの作りを知ることで、音漏れが起きる可能性をある程度把握することができます。一般的に、音を通しやすいとされているのが木造の物件です。木材は他素材よりも、振動しやすいという特徴があります。特に足音などの低音は振動しやすく、結果的に音漏れがする可能性が高くなるのです。また、築年数が経過して壁に隙間があったり、床にへこみ、ゆがみがあったりする場合も音を通しやすくなります。へこみや歪みは、床に使用されている木材が弱っていることを示しているのです。床材の傷みも、音漏れの大きな原因になります。また、GL工法で作られた壁は、音が響きやすいのが特徴です。GL工法とは、石膏と接着剤を混ぜたものをコンクリートの壁面に塗ってから、プラスターボードなどを取り付ける工法のことを指します。コンクリート壁とボードの間に空間ができるため、音が響きやすくなってしまうのです。
工事なしでOK!ワンタッチ防音壁とは?
音漏れが気になる部屋の場合でも、ワンタッチ防音壁を使用すれば簡単に防音効果の高い部屋にすることができます。ワンタッチ防音壁とは、壁に取り付けることで防音対策ができる製品のことです。貼り付けタイプのジョイナーやビスどめを使用したり、家具の後ろに立てかけて固定するだけで、簡単に防音壁ができます。大がかりな工事を行うこともなく、自分で手軽に設置することが可能です。通常の防音工事を行うより、費用を約4分の1から5分の1に抑えることができるため、大きな魅力を持っています。壁をできるだけ傷つけたくない賃貸物件に住んでいる人はもちろん、一軒家でもおすすめです。工事を行う際に発生する騒音もないので、近所迷惑にもなりません。取り外しも容易に行えるためとても便利です。
ワンタッチ防音壁がおすすめなのはこんな人!
部屋の音漏れが気になる人には、ワンタッチ防音壁がおすすめです。隣の部屋から音漏れがして気になる場合や、外から聞こえてくる大きい音が気になる場合は、ワンタッチ防音壁を設置するとよいでしょう。築年数が経過していたり、古い家屋に住んでいて音漏れが気になる場合でも、ワンタッチ防音壁であれば手軽に防音効果を高められます。大がかりな防音工事ができない場合にもおすすめです。また、ワンタッチ防音壁は外部からの音を防ぐだけではなく、部屋の中から発生する音を外部に漏らさない役割も果たします。楽器や歌を練習している人にとっては、防音室としても使用することもできるのです。ワンタッチ防音壁であれば、なるべく安く費用を抑えられ、確実に防音対策ができます。
なぜ防音可能なの?ワンタッチ防音壁の仕組み
音を漏らさない効果があるワンタッチ防音壁の仕組みは、どのようになっているのでしょうか。実際の使用環境や設置環境で多少異なる場合がありますが、メーカーが行った実験では、約10デシベル~約70デシベル程度の音を軽減する効果がありました。ワンタッチ防音壁は、数枚の素材を重ね合わせたサンドイッチ構造になっています。真ん中にある遮音シートを吸音材で挟み、さらにその上からガラスクロスで挟むことで防音効果を高めているのです。吸音材はバラボードとも呼ばれる特殊高密度グラスウールを使用しています。人体に害のある物質は使われていないため、子どもが部屋を利用する場合でも安心です。
6畳の防音対策に必要なワンタッチ防音壁の枚数
実際にワンタッチ防音壁を設置する際は、部屋の壁のサイズに合った防音壁を設置するようにしましょう。隙間ができてしまうと、そこから音が漏れてしまうためです。一般的に、一般住宅の基本モジュールの単位は910mmとされています。ワンタッチ防音壁も、基本のサイズとして910mmのものが多く販売されているのです。部屋の壁のサイズに合うように、必要な枚数を購入します。6畳の部屋の場合、壁の面積はおよそ30平方メートルです。ワンタッチ防音壁のサイズが910mm×900mmの場合、1枚当たりの面積は約0.82平方メートルとなります。そのため、6畳の部屋の壁に設置する場合では、およそ37枚のワンタッチ防音壁が必要です。しかし、実際の部屋では柱が突き出しているなどの凹凸があります。実際に壁の面積を計測してから防音壁を購入するのがおすすめです。
ワンタッチ防音壁でもう生活音に困らない!
部屋の中で生活を送る上で、音漏れはとても気になる問題です。ワンタッチ防音壁ならば、とても簡単に設置することができます。また、通常の防音工事に比べ安価ですむため、費用を抑えることができるという特徴もあるのです。大がかりな作業が不要なため、必要以上に壁を傷つけることもありません。部屋の音漏れが気になる場合には検討してみてはいかがでしょうか。