マンションのルーフバルコニー活用できている？おすすめ活用法と注意ポイント

ルーフバルコニーとは、階下の部屋の屋根部分を利用したバルコニーのことです。マンションでよく見かけるバルコニーであり、ルーフテラスやルーフガーデンとも呼ばれています。

その広さが大きな特徴であり、実用スペースとしてはもちろん、さまざまな使い方が可能となっています。

また、ベランダとは異なり、屋根がありません。
そのため日当たりがよく風通しもよくなっています。

さらに、室内からルーフバルコニーを見渡した時に、開放感を感じることができるでしょう。

マンションでは分譲・賃貸を問わず、ルーフバルコニーのある物件は人気が高くなっています。また一軒家のマイホームでも、設置を希望する人が増えています。

北側に面していない場合、屋根のないルーフバルコニーは日当たりもよく、植物の生育に恵まれた環境として、ガーデニングや家庭菜園に適したスペースとなります。

狭いベランダでは無理であったガーデニングも、ルーフバルコニーであれば実現できます。

プランターを並べて贅沢に花々を咲かせて異国気分を味わうのもよいし、グリーンを基調とした植物を集めて森林浴気分を味わうのもよいでしょう。

注意点として、ガーデニング用の土の扱い方が挙げられます。

マンションなどで植物の植え替え時に出た不要の土を排水溝に流すのは、詰まりの原因になります。
排水溝の大規模な工事になる可能性もあるので、自治体で決められた方法で廃棄することがマナーです。

同様にルーフバルコニーの掃除を怠ると、枯葉などが溜まり排水溝の詰まりの原因や、階下の住人の迷惑になることもあります。気持ちよくガーデニングを楽しむためにも、注意が必要です。

ルーフバルコニーで、ホームパーティやバーベキューを楽しむこともできます。

屋外なのでバーベキューの煙も気にならないし、またキッチンとも近いので準備や後片付けもスムーズに行えます。

最も大きな魅力は、開放感溢れるスペースでの楽しい飲食でしょう。

景色を眺めながら、家族や仲間と楽しい時間を過ごすことができます。
また時にはルーフバルコニーに椅子やテーブルを設置して、夜景を眺めながら静かにアルコールを楽しむことも、大人の過ごし方といえます。

ルーフバルコニーを第2の居間と捉えてもよいし、アウトドアスペースと捉えてもよいでしょう。

さまざまな捉え方で、活用方法が広がってきます。家族でランチをしてピクニック気分になれたり、テントを張ってキャンプ気分を味わうこともできます。

ひとりでのんびりカフェ気分も、素敵な活用方法です。

ルーフバルコニーの活用方法のひとつとして、ウッドデッキがあります。

ウッドパネルを敷き詰めることで、手軽に設置することができます。

ウッドデッキにすることでリビングの延長のように感じられ、リビング全体が広くなったような印象を与えてくれるでしょう。

リビングの床と同じカラーを選ぶことで、さらに広がりを感じる効果も期待できます。またちょっとしたプライベートリゾートのような空間にもなり、日常生活にちょっとしたリッチな気分を取り入れることが可能です。

マンションのルーフバルコニーの活用について、注意すべき点があります。

排水溝を定期的に掃除することの他に、近隣住民への配慮が挙げられるでしょう。
マンションの場合、ルーフバルコニーの下は階下の住人の居住スペースとなっています。

そしてルーフバルコニーは、想像以上に声が響きます。
パーティなどで大騒ぎすることや、バーベキューの際に出る煙やにおい、また、子どもがルーフバルコニーで走り回ることも、迷惑行為となります。

トラブル防止のためにも、近隣への配慮ある行動が求められるでしょう。また意外と風が強いことも挙げられます。

洗濯物が飛ばされることや、ガーデニングとして並べたプランターが飛ばされることもあります。

また並べたテーブルや椅子が吹き飛んでしまうことも考えられます。風の強い日、特に台風の時などは、部屋の中に片付けるなどの注意が必要です。

そしてマンションの場合、ルーフバルコニーは共有部分になります。そのため使用料を支払うことが必要な場合があります。
また管理規約で定められた使用方法があるので、その範囲内で活用しなければなりません。

ルーフバルコニーのある暮らしに、多くの人が憧れています。

ルールを守るなどの注意は必要ですが、自分のライフスタイルに合わせた活用方法を選ぶことができます。

マンションという限られた空間の中で、ルーフバルコニーは床面の広がりと空間の広がりの両方を演出してくれるでしょう。

そしてその広がりの中で暮らすことで、住む人に気持ちのゆとりと豊かさを与えてくれます。

ルーフバルコニーで、ちょっと贅沢な生活を楽しんでみませんか。