リノベーション物件を探す前に、考えるべきこと
リノベーションをしてある中古マンションや一戸建てを購入するメリットは、どこにあるのでしょうか?
それは
● 自分の理想や趣味に合わせた物件が購入できる
● 新築を買うよりも比較的安く購入できる
● 新築がほとんど出回らない地域でも購入ができる
この3つがあげられます。
いくらリノベーション物件が新築より安いといっても、住まいの購入は大きな買い物です。数年ごとにころころと買い替えるということは難しいでしょう。まずは物件の選び方について考えていきたいと思います。
将来設計から考える理想の物件
まず最初に「良い物件」を手に入れるために考えるべきことは、将来設計です。
例えば、結婚したてで今は二人で暮らす予定の方も、将来的にはお子さんが生まれてくることも考えられます。今は、大きなリビングをメインにした1LDKでも十分足りるかもしれませんが、もしお子さんが二人以上生まれた場合はどうでしょうか?
子供部屋が必要になるかもしれません。
購入する地域も、将来設計に大きくかかわってきます。例えば都心や繁華街などはアクセス面では有利な事が多いですが、地域によっては物件自体の値段が高かったり騒音や治安などの面で不安になってくる事もあるでしょう。
普段の生活を無理なく過ごす為に、
● 駅が近いなど交通の便が良いところに住みたい
● 買い物が大変なのでコンビニやスーパーの近くに住みたい
● 小さい子供がいるので、治安が良いところに住みたい
など希望の立地条件を将来像と含めて考えていきましょう。
その結果、物件の立地条件がいくつかあるようでしたら妥協出来るところは極力絞りましょう。
条件を絞ることで選択出来る物件も増えるので、楽に物件探しが出来るようになります。
リノベーション済み物件を探す際に最も大切なのは、「今」ではなく、「将来」なのです。
資金から考える理想の物件
マンションを買って生活が苦しくなった。といった話を聞くことはないでしょうか。
いくら快適な生活をするのに住環境が大切といっても、生活を圧迫してしまっては意味がありません。
例えば、現在10万円の家賃を払っている方が、同じ金額のローンで支払った場合に購入できる想定の金額が約3300万程度です。そして賃貸の場合は、管理費や修繕積立金などは含まれていないことが多いでしょう。
リノベーション済みのマンションを購入する場合は、ローン以外にかかるコストも計算をしておく必要があります。
また頭金についても、しっかりと計画して払う必要があります。貯金すべてを頭金にいれるという方もいらっしゃるようですが、もし体調を崩してしまったり、転職をする必要が出てくる場合、今の月収をキープすることは難しい場合もあります。
そのような場合でも、耐えられる分の貯金は切り崩さずにとっておくことをオススメします。
趣味から考える良い物件
リノベーション物件を購入される際にもっともフォーカスされるのが、自分の趣味や理想を実現できるということではないでしょうか。
しかし先ほどお伝えした通り、物件購入は安い買い物ではありません。そのため一時的な趣味やトレンドだけに流されて購入をしてしまうと飽きが来た時に無用の産物になってしまうかもしれません。
個性が強い物件なども、
「最初はいいな!と思っても数年後には……」
ということもあるので注意が必要です。
まずは将来設計をして資金を考え、その後に長く気に入っている趣味やセンスに合わせたものを選ぶことが「良い物件」を選ぶポイントになります。
リノベーション物件の探し方
さて、リノベーション済みマンションを実際に探す場合に、どうすれば「良い物件」を効率よく見つけることができるのでしょうか。
リノベーションマンションを探し、購入出来る方法として2つの方法があります。
1. 既にリノベーション済みのマンションを探し購入するという方法
2. 中古マンションを探し、リノベーション工事を行うという方法
があります。
新築マンションよりも、中古マンションの方が物件数が多いので、リノベーション物件は新築に比べて物件を探しやすい傾向にあります。
リノベーション物件はインターネットで検索をしたり、不動産屋さんに問い合わせることで物件を探すことができます。
リノベーション済み物件を探す方法
リノベーション済み物件は、昔では数少なく探しづらいものでしたが最近では販売数も増え、選択肢も増えてきました。そのため情報量も多くなってきています。まずはどこから物件情報を得るかが大切なポイントです。
【インターネットでの情報収集】
インターネットでリノベーション物件を手軽に探すことが出来るサイトは増えてきました。
スマホから移動中に探したり、パソコンから自宅でゆっくり探したりすることも出来るので、いつどこからでも物件を探すことができるのは、インターネットでの情報収集のメリットです。
そしてそういったサイトのなかには、自社物件を紹介する不動産屋さんのサイトとリノベーション物件の情報サイトとして紹介するものとがあります。
【不動産屋サイトでのリノベーション物件探し】
リノベーション物件を取り扱っている不動産屋さんに直接問合せをすると、条件の中で候補をいくつか出してもらうことが出来るでしょう。
不動産屋さんに出向かなくてはいけないということで少々面倒と感じられることもあるかもしれません。
しかしインターネットで掲載されていない掘り出し物件なども見つけることが出来たり、地域やその物件の細かい部分まで把握できていることは大きなメリットといえます。
また気に入った部屋があればすぐに申し込みをすることが出来るので入居するまでのスパンが早くなります。
【情報サイトでのリノベ―ション物件探し】
リノベーション物件の情報サイトでは、様々な会社が手掛けたリノベーション物件を比較できるというメリットがあります。
リノベーション物件の場合は、その会社ごとでの個性が色濃くでる場合もあるため、多くの会社を一度で比較することで物件自体の善し悪しがしっかりと理解することができます。
ミノリノ(menoreno)では、関東を中心にリノベーション物件を豊富に取り揃えております。
https://menoreno.jp/
中古物件を探し、リノベーション工事を行う方法
リノベーション済み物件を探してみたけれどいいのが見つからなかった場合は、中古マンションを購入してからリノベーションをする方法もあります。さきほどのリノベーション済み物件を探す方法よりも、資金や生活を始めるまでのスパンは長くなりますが、その分自由にできるメリットがあります。
中古マンションを購入する前に工務店に相談をして、希望に合ったリノベーションを進めることができるのかをしっかりと確認する必要もあります。
リノベーション物件を探すには上記のような方法があります。自分に合った方法でリノベーション物件を探されると良いでしょう。
最後に!リノベーション物件を探すうえで気を付けたいこと
ここまでは自分の理想とする「良い物件」を探す方法、見つける方法をお伝えしてきました。そしてここからは、リノベーション物件を実際に探し、購入を検討されている方に必ず見ておくべきポイントをお伝えしていきたいと思います。
リノベーションの際に気にすべき点の一つに「築年数」が挙げられます。
リノベーション物件は内装や設備を大幅に変更しているとはいえ、築年数が古いのには変わりはありません。不思議なもので通常物件購入する際は気になる築年数も、リノベーション物件となると目につきにくかったりします。
物件は築年数が15年~20年経つと徐々に資産価値がなくなっていき、物件相場が低くなることが多くなります。そのため中古物件を探している方の中には、20年以上の物件をあえて探すという方も多くいらっしゃいます。
しかし築年数が古い物件については、耐震性について注意が必要です。
耐震性に関わる法律として、建築基準法があり、「新耐震基準」と「旧耐震基準」があります。「旧耐震基準」から「新耐震基準」へと1981年に耐震基準の大幅な変更がありました。
新耐震基準と旧耐震基準と比較した場合に明確な違いとして、
(新耐震基準)
● 中規模の地震動でほとんど損傷しないこと
● 大規模の地震動で倒壊・崩壊しないこと
(旧耐震基準)
● 中規模の地震動でほとんど損傷しないこと
出典:http://www.mlit.go.jp/common/000188539.pdf
があげられます。中規模地震とは震度5強程度をさし、大規模地震とは震度6強~震度7程度をさします。2016年に起きた熊本の地震では震度7を観測した地域もあり、大規模地震は想定される範囲内といえます。
そのため「旧耐震基準」の物件に住まれることはオススメしません。リノベーション物件を探す際には、必ず1981年以降の建物である、または新耐震基準に適合されているかを確認するといいでしょう。
まとめ
リノベーション物件を探していてなかなか「良い物件」が見つからないという方は、まずはその「良い」についてしっかり考えなおしてみましょう。
なんとなく「良い」という物件を選んでしまうのは、せっかくの大きな買い物がもったいないことになります。
そして明確になった条件に合う物件を、一つでも多く情報収集することが大切なポイントです。リノベーション物件がメジャーになってきている現在では、数多くの会社が、様々なタイプのリノベーション物件を出しています。そのため一括して比較できるリノベーション物件の情報サイトは、エリアや金額などの条件で比較できるため便利になっています。
是非私たちの「ミノリノ(menoreno)」も活用してみてくださいね。
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