こんにちは。リノベ部です。
リノベーションをしたい！
今の家が使いにくい場合や古い場合だと、どうしても不便なところが出てきてしまいます。
また、住む前にリノベーションをしておくと新しい家に入った時に快適なまま過ごすことができるので、中古のマンションや家を購入してすぐにリノベーションを始める方が多いようです。
しかしリフォームとリノベーションですと、金額で比較するとリフォームの方が安くなるのでリフォームにしようかと迷ってしまいますよね。
家購入は、安くない買い物です。
だからこそ、新築マンションや注文住宅を購入した場合、中古マンションを購入してリノベーションやリフォームした場合、それぞれのメリットや注意点をしっかり知っておきましょう。
リノベーションとリフォームの違い
リノベーションやリフォームという言葉は似ているので同じものだと間違いやすいかもしれません。
実はリノベーションとリフォームにはきちんと違いがあるのです。
【リノベーション】
リノベーションとは元々あった家やマンションを大規模な工事をして新しく住空間を作りだすことを言います。
リノベーションでは間取りなども変える大規模な工事を行い、もともと中古として売り出されているマンションを新築以上の性能、快適空間にしていきます。
例：家族で使いやすいように、間取りを変えて4DKを2LDKにした。その際、光を多く取り入れる作りにしたので、トイレの位置やお風呂の位置が変わることになった。
このような場合はリノベーションということが多いでしょう。
【リフォーム】
リフォームは、リ・フォーム。もとにあった状態に戻すことを言います。
そのため生活がしやすいように綺麗にしていくことをいいます。
間取りは変えないことが多いです。
例、昔ながらのお風呂だったので、お風呂を新しくした。壁も汚れていたので、壁紙を新しくした。
実は英語だと、リフォームは住宅には使いません。英語でいうリフォームは新しくするといった意味があり、イノベーションの意味と同じになります。しかし、英語でいうリフォームは、建物には使わないことが多く、主に気持ちや生活の改善などに使います。そのため、英語でいうリフォームは、「新たに気持ちを入れ替えた」などの表現に使われます。
リノベーションを選ぶ意味とは
リノベーションを選ぶときのメリットはあるのでしょうか。
● 新築を建てるより安くなる
● 自分が好きな間取りにすることができる
● その家の良さを生かして間取りを作成することができる
● 注文住宅は金額が厳しいけど、安く、自分が好きなように家を変えることができる
安く今どきのおしゃれな家にすることができるので、リノベーションをするのは需要がとても高まっています。
近年のDIYブームによって自分でリフォームする方が増えてきました。
しかし、まだまだ中古住宅を購入してリノベーションをする方の割合は少なくなっています。
Houzz Inc.（米国）は、世界中のユーザー約23万人に対してリフォーム事情に関する調査を行った。日本人ユーザーの約2500人にリフォームを実施したかについて調査したところ、実施したのは15％だった。この割合は調査対象国14カ国中最下位だった。最も高いのはアメリカとカナダで61％となった。
2016年にはリフォームを実施するという割合は21％と2015年度比6ポイント増。加藤愛子社長は「日本の方のリフォーム・リノベーションに対する意識が高まってきている。今後も伸びていくのでは」と話す。
日本でも関心が高まってきているので、リフォームもリノベーションもこれからとても伸びていく可能性が高くなっています。
ではどういった方がリノベーションをするといいのでしょうか。
実際にリノベーションをした方からよく聞く話として、
● 新しい家を探しているけど、なかなか自分のライフスタイルに合った間取りがない
● 新築で注文住宅を探しているけど、金額が厳しい
● 先にどんな人が住んでいるのか気になる
● 親が残してくれたマンションがあるけど、間取りが昔のもので住みにくさを感じる
● 祖父母や親の家に住みたいけど、古くて住みにくい
● 理想の家に住みたいけど、予算が足りない
● 素敵な家に住みたいけど、新築は金額や間取りなどで決め手がなかった
● 中古マンションのほうが新築よりも物件数が40倍も多いので、選択肢が広がる
などがあげられます。
一番は、金額の面での負担があげられているようです。
また、祖父母や親の住まなくなってしまった家をリノベーションする方も多くいらっしゃいます。この場合、住宅のお金がかからないのでますます安くすることができますね。
しかし、リノベーションにも注意することや、デメリットはあります。
リノベーションをするときの注意点とは
中古マンションをリノベーションをするにあたってのデメリットは、"耐久性"というところではないでしょうか。中古マンションは築年数が長いため、耐久性にに不安がある可能性があります。
また、全面リノベーションする際は、スケルトン（構造躯体）にして工事を始めますので、その時に初めて問題が出てくる可能性もあります。動かせないものが出てきてしまったり、電気や水回りの工事が大掛かりになったりすることがあります。
ここで金額が多くかかることがあるようです。
リノベーションの相場は、フルリノベーションで300万から600万円といわれていて、中古の住宅代合わせても、新築で買うよりは500万から1000万円ほど安く仕上がります。
また、フルリノベーションには金額の決め方があります。
一つ一つ確認をとって自分の好きなようにカスタマイズしていくオーダースタイルと、㎡数で金額を決めてしまう定額スタイルのやり方です。㎡数の場合、基本的には10～17万円/㎡ほどといわれています。
注意する点としては、
● 古いマンションですと耐震基準が満たされていないことがあること
● 築年数が新しいマンションをフルリノベーションすると新築同様の金額がかかってしまう可能性があること
● 綺麗になった家を想像しにくいこと
● 住宅ローンではないため、金利が高くついてしまうこと
● 工事の騒音でのご近所トラブル
● 住むまでに数か月から半年ほどかかる
などもあります。
長く住めなければ結果的には新築で買ったほうがお得になると考える人もいるようです。
住宅の寿命や耐震基準を考えて、安くリノベーションをできるとよいですね。
【まとめ】リノベーションの意味を知ろう！リフォームの違いや注意点とは？
リノベーションをすると、基本的には新築同様またはそれ以上の住宅設備や自分の思い通りのお部屋を作ることができます。
中古マンションのほうが新築物件より扱いも圧倒的に多いので、選択肢も広がりますし金額も安くなるメリットがあります。
しかし、デメリットもあることをきちんと理解して、リノベーションを選ぶ意味をしっかりと確率させておきましょう。
安くて素敵なお宅と出会えますように。ぜひ良いお買い物をしてくださいね。
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